病診連携

病診連携とは?

より良い医療を提供するために診療所や病院と役割を分担し、患者さんを紹介しあう仕組みが「病診連携」です。

  • 手術や放射線などの治療、入院が必要な時は、連携病院に紹介し迅速に対応してもらうこと
  • クリニックではできないCT、MRIなど連携病院の医療機器を使用して検査を受けられるようにすること
  • 病院で治療を受けていた方が、病状が安定しているため、紹介されたクリニックで治療を継続すること

などが実際の病診連携の内容になります。

例えば、前立腺癌で北里大学病院で放射線治療を希望される患者さまの場合は、
次のような流れになります。

  1. 当院からの紹介状を持って北里大学病院 泌尿器科に受診します。
  2. 同病院で放射線治療の方法、日程が決定されます。
  3. 治療前のホルモン療法や採血は当院でおこないます。
  4. 放射線治療を北里大学病院でおこないます。
  5. 治療後に予定される2年間のホルモン療法や採血などは当院でおこないます。
  6. およそ6から12ヶ月おきに当院での採血結果を持って北里大学病院放射線科を受診します。
  7. 定期的に大学病院を受診することで、治療情報を共有できるだけでなく北里大学病院が患者さまのかかりつけ病院であることが維持されます。

大学病院に受診するということは、皆様もご経験あるように待ち時間が長く1回の受診に半日以上かかってしまうこともあります。
当院であれば、受付から会計にまでに要する時間は1時間未満であることがほとんどであります。
受診にかかる時間が大幅に短縮され、1日が有効に使えると思います。

また治療の合併症などでお困りの際も当院で対処いたしますし、対処できないような合併症などについては迅速に大学病院に受診できるように、必要であれば入院できるよう当院から手配いたします。

病院に通われている患者さんの
クリニックに対する不安・疑問点(Q&A)

病院からクリニックに紹介された場合、病院と同じような専門的な医療が受けられるのでしょうか?

治療や検査の全てに大型の設備が必要なわけではありません。
診察する医師の知識と豊富な経験があればクリニックでも治療が可能な疾患は多くあります。
前立腺癌や膀胱癌は、クリニックでも診察が可能な病気であります。
しかし、腎臓癌で投薬が必要な方などは現段階では基幹病院での治療が適していると考えます。

大学病院に通っていた方が、経験豊富な医師の診療が受けられるのではないでしょうか?

当院の院長をはじめ、非常勤医師は基幹病院の部長、副部長または大学病院の講師などであり経験豊富でありますのでご安心ください。

CT/MRI などが必要な時はどうするのでしょうか?

当院にはCTなどはありませんが、連携先病院での検査を手配いたします。

入院や放射線治療が必要な時はどうするのでしょうか?

連携先病院の中から、病状に適した治療法について説明し、ご希望の治療法が可能な病院を紹介いたします。

夜間や日曜日などクリニックが休みの時に調子が悪くなった時は、どうしたら良いのでしょうか?

当院の休診日である木曜日は、相模大野にある本院に受診できます。
本院では電子カルテの情報を共有しております。
夜間や日曜日などは、申し訳ありませんが海老名市急患診療所や紹介前に通われていた病院の救急外来などに電話でお問いあわせいただくことになります。
北里大学で放射線治療を受けた方は、泌尿器科医しか対応できないこともありますので北里大学病院の救急外来にお問いあわせください。

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